雨の字体が韓国、北朝鮮ではなく台湾の国字標準字体ではないのか?
歴史文化のまち静岡、さきがけミュージアムのホームページで「ユネスコ世界の記録 登録 清見寺朝鮮通信使詩書一覧」というのが見れます。
そのうちのNo.38とNo.40の朝鮮通信使の書記として日本に来たとされる金仁謙( 號が退石、字は士安 )の五言律詩の筆跡の書体について疑問に感じた点を記事にします。
韓国では日本や中国本土と異なり漢字の簡略化を行っていない
朝鮮における漢字
~略~
正字・異体字の認定には中国や日本と異なる場合がある
字体の項目を見ていくと、韓国の標準国語大辞典では日本でも同じ書き方と思われる「雨」となっているが、台湾については、八と反転させた八で書かれた字体となっており、書記金仁謙(退石・士安)五言律詩を見てみると台湾と同じような書き方に見える。
こういうのは、異体字だから何も問題ないで疑問をかわされてしまうんだろうか。
普通に考えて台湾の人が書道をしたのかと思ってしまうが、本当に明和元年(西暦1764年)に製作された紙本墨書なんだろうか。
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出典:朝鮮人来朝行列記
タイトル 朝鮮人来朝行列記 著者 喜多川歌麿 画 出版者 西村屋源六[ほか2名] 出版年月日 文化8 [1811]
「国立国会図書館デジタルコレクション」に収録されているデジタル化資料のうち、個々の画像の書誌情報の公開範囲の記載が「インターネット公開(保護期間満了)」となっているもの
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