初めに

有馬記念館企画展「藩主の肖像」に関連した検証ブログ記事作成のための備忘録

『久留米市史 第八巻 資料編近世Ⅰ』を出典とするWikipediaで掲載されている有馬頼永の肖像(篠山神社所蔵)の矛盾について検証するためのメモ書き

企画展「藩主の肖像」 | 展示案内 | 有馬記念館
有馬記念館の公式サイトです。福岡県久留米市にあり、旧久留米藩主有馬家及び久留米藩に関する展示公開を行っています。

有馬記念館(Arima memorial museum 公益財団法人有馬記念館保存会 〒830-0021 福岡県久留米市篠山町444番地)で企画された展示品のひとつである有馬頼永像(狩野永悳画)は篠山神社所蔵は同じだが、Wikipediaの有馬頼永に掲載されている肖像画の画像に違いがある。例えば、畳の縁の模様で有馬記念館のほうは小紋(小文)高麗縁(端)、『久留米市史 第八巻 資料編近世Ⅰ』を出典とするWikipedia掲載のほうは、大紋高麗縁と思われる。

篠山神社所蔵の肖像画が複数あるということでいいのだろうか。

有馬記念館の有馬頼永肖像画に関連する国立国会図書館デジタルコレクションでのメモ書き

国立国会図書館デジタルコレクション

国立国会図書館デジタルコレクションで久留米市史. 第8巻 (資料編 近世 1 著者 久留米市史編さん委員会 編)が登録されていたが、公開範囲が国立国会図書館/図書館送信参加館内公開(著作権の保護期間中と思われる)のため、現時点令和2年8月15日ではネットから書籍の内容を確認することができない。

国立国会図書館デジタルコレクション

明治時代に出版されたとされる有馬義源公(坂本箕山 (辰之助) 著 出版者 東京郵便通信社)の4コマ目に義源院殿有馬頼永公御肖像(公のフォントだけ大きい?法眼三谷勝波方信書と下に記載)があり、こちらは有馬記念館の有馬頼永像(狩野永悳画)と違い、Wikipediaの肖像画と同じ画像と思われる。

国立国会図書館デジタルコレクション

官報(1911年11月16日 大蔵省印刷局 [編] 出版者 日本マイクロ写真)の2コマ目右下頁、敍任及辭令の項目、故従四位下から贈従三位 有馬頼永の記載がある。

国立国会図書館デジタルコレクション

贈位諸賢伝. 一(田尻佐 編 出版者 国友社 出版年月日 1927)の61コマ目に有馬頼永について記載。贈従三位(明治44年11月)と記載。

陶智子(富山女子短大)さんの執筆 礼法家水嶋卜也の子孫

一般社団法人 日本家政学会のホームページの日本家政学会第50回大会 研究発表要旨集にある被服の項目に、2Ep-7 礼法家水嶋卜也の子孫というタイトルでリンクがあった。

結果の解説に、坂本辰之助著「有馬義源公附久留米教育小史」(東京郵信通信社、明治41年6月発行)という記載がある。上記で記載した、国立国会図書館デジタルコレクションにある有馬義源公のタイトルと同じものだろうか。

アイキャッチ画像の出典の詳細情報と加工について

出典:官報. 1911年11月16日

著者 大蔵省印刷局 [編] 日本マイクロ写真 明治44年 インターネット公開(保護期間満了)

国立国会図書館デジタルコレクション」に収録されているデジタル化資料のうち、個々の画像の書誌情報の公開範囲の記載が「インターネット公開(保護期間満了)」となっているもの

2.当館へのお申込みが不要なコンテンツについて

アイキャッチ画像は上記を基に利用し加工を行っておりません。

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